野瀬栄進 Eishin Nose solo live at Jazz Room Cortez, Mito (Japan), 18 September 2016.
前回2016年5月13日に同じ会場でのレコーディングライブをソニーα7Sのサイレントモード（電子先幕／後幕シャッター）で撮った時、ひどいフリッカーノイズが出てしまった。何とかしてその問題を回避できないかと、この日は専用レンズを着けたライカSL（夫から借用）とソニーα7Sの両方を持ち込んだ。ライカ初のミラーレス一眼SL（type 601）のシャッターは無音ではないが、防塵・防滴性能を高める目的で堅牢に造り込まれたボディが結果として内部の音も閉じ込めるので、極小のシャッター音しか漏らさない。既に一度、2016年4月28日同会場での藤井郷子レコーディングライブでも、マウントアダプターと旧レンズを着けて使えている。店の方でもピアノ鍵盤の真上のLED照明に不具合があってフリッカーが出る可能性がわかったというので、ライブ前半はこの照明を点灯せずにやってみたが、やはり手元が影になり撮影には支障が出るので、後半は点灯してライブを続行してもらった。ソニーの方はシャッタースピード1/100秒に遅くして使ってみた。翌日現像してみるとやはり何ショットかは少しフリッカーノイズが出ていたが、全滅といった惨めな結果に終わるほどではなかった。そしてソニーα7Sが有利な点は、常用ISO値102400までという圧倒的に高感度でも使えることだ。ライカもソニーも同じISO値6400に設定して撮ったら、やはりソニーの方が良く写っていた。
ライカSL・・・・・・。
9月15日と16日のロック6バンド連続で借り物のライカSLを使ってみた奮闘は、すべてこの18日のレコーディングライブのためだったのだが・・・。現場で「ライブ写真を撮ってる」って手応えが感じられるのは、そして現像後に結果を残したのも、私にとってはソニーの方だったようだ。
Using Vario-Elmarit-SL 24-90mm/F2.8-4 auto-focus zoom lens with Leica SL (Type 601) 35mm full-frame camera, Carl Zeiss/Cosina Planar 50mm/F2 ZM single focal lens and Carl Zeiss/Contax Vario-Sonnar 80-200mm zoom lens with Sony Alpha ILCE-7S 35mm full-frame camera. Development using Adobe Lightroom 6.
All photo copyright © 2016 Megumi Manzaki.
ジャズピアニスト野瀬栄進氏が私の持っていた見るからに大仰なライカSLに興味を示されたので、AE/AFモードにして持たせてみたら、いきなり芸術的なポートレイトを撮られてしまった。悔しいけどお見事。
291 photos taken by Megumi in this session available.
https://www.flickr.com/photos/megumi_manzaki/albums/72157670757844683