11 May, 2021

瀧原宮, 05 May 2021

Trip to Takihara-no-miya, one of the oldest Japanese shrine and sacred areas, Mie Prefecture Japan, 05 May 2021.

2021年5月5日、伊勢神宮別宮、瀧原宮(たきはらのみや)への旅………あれっ、マンザキって松阪(まつさか)かどこかのライブに行ったんじゃなかったの? はい、緊急事態宣言下の東京から越境して他県に入らせていただくにあたり、72時間以内の新型コロナウィルス陰性が確認できるよう事前に検査日時を調整し、都内新宿区歌舞伎町で民間PCR検査を受けたうえで、5月4日、三重県松阪市に行きました。

日付変わって5月5日、瀧原宮。伊勢神宮別宮といっても全然離れた場所で、JR紀勢線の1日9本しかない鈍行停車無人駅滝原から徒歩20分ぐらいの秘境。連休最終日の名古屋から東京への新幹線のことを考え、また、前日まで初夏を思わせる好天気だったのが一気に崩れるという予報だったので、朝6時48分松阪発の列車に乗って向かった。ホテルの無料ブレックファストには早過ぎ、駅前にドトールがあるわけでなし、朝食も昼食も駅のベンチで水とカロリーメイトだけ。もともと「飲食へのこだわりは旅行の邪魔」と考えるアマノジャクなのでへっちゃらさ。

鉄ヲタでも何でもないが移動は鉄道単独行が好き……と思ったら2両編成の列車に途中からマジで乗客1名になってしまった。廃路線の危機。前夜ライブハウスで会った三重県民の友人も、JRは三重県内では全くダメ、使い物にならん、自分らが使うのは近鉄、それよりたいていは車だって。近鉄が近くを通らない滝原はなおさら秘境だが、それにしても瀧原宮参道前の広大な駐車場に車はこの朝たった2~3台、周辺で数組の家族の参拝者にしか出会わなかった。

巨木に囲まれた神域はしんと静まり返り、静謐そのものだった……私の耳の奥は前夜ライブの爆音と慢性の耳鳴りが鳴りやむことがないのだが。

写真を撮るという目的を果たし、滝原10時26分発に乗ろうと駅への道を歩いて戻る途中から、予報通り風雨が強まってきた。瀧原宮への旅を早朝にしたのは正解だった。目的地も移動も(新大阪発の「ひかり」狙いで自由席ガラガラだった新幹線も含めて)密とはほぼ無縁に過ごした。

Using Sony FE 24-105mm/F4 G OSS zoom lens with Sony Alpha ILCE-7SM3 35mm full-frame camera in manual mode, and iPhone X. Development using Adobe Lightroom Classic.

All photo copyright © 2021 Megumi Manzaki.

 

大内山川の支流、頓登川。御手洗場(みたらし)。

瀧原宮、天照大神を祀る。伊勢神宮内宮の別宮、遙宮(とおのみや)。

瀧原竝宮(たきはらのならびのみや)。

若宮神社。

長由介(ながゆけ)神社。

古木が倒れた跡に植えられ育つ若木。


宮川支流、大内山川、アユ釣りの名所。

 
 
滝原駅。
 
1日の本数これだけ。

 
50 photos taken by Megumi in this trip available.