今日は自分の写真じゃなく、朝日新聞(2012年10月22日 東京版朝刊)に載った記事の話です。
ライブハウスがひしめく杉並・高円寺で、パンクロックの写真を撮り続けてきた女性がいる。松下弘子さん、御年76。その松下さんに、最後になるかもしれない写真集を出してもらおうと、バンドマンたちが資金集めを始めた。この町の「ゴッドマザー」に感謝の気持ちと、パンクへの愛を込めて。 (記事の見出し部分引用)
記事によると、57歳の時から撮り始め、週4日はライブに通い、カメラに収めたバンドは2000近く。松下のおばちゃんに撮ってもらうことがバンドのステータスになった――というカッコいい人だったそうだ。でも、今年になって骨粗しょう症による背中の圧迫骨折、「ライブの撮影はもう無理かもしれない・・・・・・」。
それで、高円寺を根城にするパンクバンドの有志が、松下さんの3冊めの写真集出版のために、資金集めのライブをやり続けているということだ。
ローリング・ストーンズやジョン・レノンなどの有名な写真を撮ったアニー・リーボヴィッツのような女性写真家のことは知っていたが、身近なインディーズのフィールドにこんな女性がいたことは、私、今日、初めて知った。
57歳から?週4日も? 20年間に2000のバンドを撮った、ということは、1年に100バンド?
ライブハウスで「おかあちゃん」と呼んでもらえるまでには、私、まだまだ全然修業が足りないなぁ。
なんだかめらめら燃えてきたぞ。