11 June, 2015

TOWNZEN / JIMISEN, 09 Jun 2015 - オートフォーカス・レンズを使ってみた


 ちょいと訳ありで買った、ソニーα7専用の単焦点レンズ、ツァイス/コシナ製 Sonnar FE 55mm/F1.8 ZA を試してみた。
 ファーストステージは普通にオートフォーカスで、ラストステージは敢えて手動でやってみた。慣れた手動の方が速いんじゃないか・・・、と、やってみるまでは思っていた。
 オートフォーカスの難点は、写したい人物の手前に何か来ると、思い通りにピントが人物に合わないことだ。マイクの前に立たれると、マイクとマイクスタンドに合焦してしまう。手動なら好きな所にピントを決められる。それに、私の知っていたオートフォーカス・カメラは(iPhoneの最新バージョンも含めて)、動き回る被写体の測距には手間取った。私が撮りたい人たちは、ステージ狭しと動き回る人が多い。
 マイクスタンド問題は予想どおりだった・・・。だがそれ以外は、速さでも正確さでも、日本製最新テクノロジーのオートフォーカスに軍配が上がった。
 ただ、撮った写真を後から見たところ、「フツーにしか」撮れないものだなぁ、と感じた。
 場面を正確に写し撮る、という点では、私の衰えた視力と鈍い運動神経がオートフォーカスに勝つわけがない。
 だけどね、ライブ写真を撮るのに必要な機能って、眼や視神経、脳の視覚野だけじゃない。音、ビート、空気の振動、熱とにおい、高揚感や陶酔感、時間的な流れ・・・。ライブハウスでナマ演奏を撮るってことは、人間の全感覚が一緒になって、その中で撮りたくなるものなのではないかな。特に私なんかアマチュアで、「音楽に感動できなければ、写真撮る気も起きない」っていう、フィーリング先行人間だから。
 ツァイス/コシナ製オートフォーカス・レンズは、眼の役割だけをクールに受け持つ。さらに耳や体全体で感じるままに、ホットに撮るのが私の役割だ。どんなレンズでもそれなりに使いこなして、私らしい写真を撮るようになりたい。
 それでもやっぱり、人間くさいライブ写真を撮るつもりなら、道具も古くて人間くさい方が・・・って思っちゃってね。

Using Carl Zeiss/Sony Sonnar FE 55mm/F1.8 ZA lens with Sony Alpha ILCE-7 35mm full-frame camera.
All photo copyright © 2015 Megumi Manzaki.


The Who tribute band TOWNZEN live at Adm, Ikebukuro Tokyo, 09 June 2015.

TOWNZEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 012


TOWNZEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 044


TOWNZEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 059


TOWNZEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 060


19 photos taken by Megumi in this session available.
https://www.flickr.com/photos/megumi_manzaki/sets/72157654330867855




Jimi Hendrix tribute band JIMISEN live at Adm, Ikebukuro Tokyo, 09 June 2015.

JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 395


JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 440


JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 470


JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 495


JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 509


JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 521


JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 536


JIMISEN live at Adm, Tokyo, 09 Jun 2015. 545


39 photos taken by Megumi in this session available.
https://www.flickr.com/photos/megumi_manzaki/sets/72157651992993924