60歳過ぎてもライブハウス通いが止まらない、かっこいいインディー・ミュージシャンのライブ写真撮影に精出すおばさんロック・フォトグラファー。機材は1970~80年代のオールドレンズ、コンタックス/カール・ツァイス。時にはライカ。最近ニコンも使うけど、AFもAEも最新機能は信用せず、マニュアルモード一本やり。老眼かすみ目つらくても、今夜も腕っぷしでがんばるよ!
09 November, 2015
Improvisation Lagoon, 06 Nov 2015
Improvisation Lagoon session at Clop Clop, Nishiogikubo Tokyo, 06 November 2015.
- 森順治 (sax)
- 吉本裕美子 (guitar)
- 藤田央 (drums)
- ヒゴヒロシ (bass)
- 露木達也 (drums)
- 春日善光 (guitar)
- ガッツ ツガヌマ (sax)
- 上田周一 (percussion)
- 大井貴之 (guitar)
- 吉崎守 (bass)
ふだん一緒にやらない者どうしの、才気煥発ぶつけ合い。予定調和のない、一拍先も読めないインプロ・セッションは、まるで「野生の王国」だ。アヴァンギャルドな感受性と瞬発力が試される。フォトグラファーにとっても腕を磨くのにこれほど適した現場はない。
増幅された音に極端なステージ照明というライブハウスの人工空間と違って、セッションの多くはこういう小さなくつろいだ店で、自然光に近い天井灯の下で演じられる。そのような条件下で私の今の腕前では、普通に日常的な、スナップ写真的なものしか撮れない。だが目の前で演じられるのは、まるで野獣たちの絡み合いのように緊迫した、奇抜なひらめきに満ちたセッションだ。なのにそのヒリヒリするような空気が写せてない。マジで悔しい。いったん通常モードで現像した151枚を、「もっとなんとかならないか?」と、画像処理ソフトを立ち上げてクロス現像効果で加工しなおしてみたのが、ここに掲げたものだ。
写真なんて普通に撮れて当たり前。あと一歩踏み込んでその先を写しとるには、どうすればよいのか・・・。まだまだ修業不足なのだ。もっともっと、いろんなライブの現場に足を運びたい。
Using Carl Zeiss/Contax Planar 50mm/F1.4 single focal lens, Planar 85mm/F1.4 single focal lens with Sony Alpha ILCE-7 35mm full-frame camera.
Picture effects processed.
All photo copyright © 2015 Megumi Manzaki.
151 photos taken by Megumi in this session available.
https://www.flickr.com/photos/megumi_manzaki/albums/72157658610369263